ポーチ - エントランス - ストレージの関係
ポーチは家の出入りの時に、外と中を繋げる「間」となる、準備空間です。
「家についてすぐに玄関」のドアではなく、
「これから家に入りますよ」という、一呼吸の「間」。
この「間」が、家に入るという行為に物理的な奥行きだけでなく、
精神的な奥行きをもたらします。
一呼吸ついて入った先は玄関。
そこに靴や生活道具がぎっしり並んでいたら...せっかくの「間」が台無しです。
なるべく玄関はすっきりと、物が少ない状態にしておきたいものです。
急な来客に慌てることもありません。
それを実現するのがその奥にあるストレージ。
ストレージとは倉庫・貯蔵室・納戸を指しますが、
この場合は家人用の玄関でもあります。
家族の靴はこちらで揃え、上着やレインコートなどもここに収納します。
玄関とストレージを分ける事で、お客様や宅配員を迎えるエントランスは、
いつでもきれいにすっきりと保つことができます。
また、買い物帰りの大荷物などをとりあえず置いておく場所にもなり、
帰宅後すぐに子供のケアができます。
子育て世代の方々には特に便利な「間」となります。
ストレージからそのままキッチンへとアクセスできるようにすれば、
重い荷物を運ぶ距離を最短にでき、
さらに負担を軽減できることでしょう。