中庭だからこそ楽しめるライフスタイルとは。
家を建てるときは、「どういう庭をつくるか」も大切な視点になってきます。
中でもよく聞こえてくるのは、「明るい庭がほしい」という声です。
庭を道路に面してつくれば、壁などに遮られることもなく、
陽当たりのいい庭をつくることができます。
しかし、その場合に最も配慮しなければいけないのがプライバシー。
明るくてオープンな庭にすればするほど、
周囲の視線も気になりますし、防犯面への対策も必要になってきます。
でも、家の敷地内につくる「中庭」なら、
そういった外部との悩みにしばられることなく、
明るくてオープンな庭を設計することができます。
今回は、中庭をつくる際のメリットやデメリットをはじめ、
中庭だからこそ楽しめるライフスタイルについてもご紹介していきます。
中庭をつくるいちばんのメリットは、
プライバシーを保ったままオープンエアを体感できること。
道行く人たちの視線を気にする心配がないので、
好きなタイミングで家族や友人達とバーベキューができますし、
晴れた日はビニールプールを出して遊びまわることもできます。
チェアを置いて、リラックスした格好で読書をしたり、
ハンモックをつり下げて、そのままうたた寝したりしても、
家の敷地内にある中庭なら問題なし。心ゆくまで楽します。
「中庭は家の壁に囲まれているから、日中も暗いのでは?」
と、不安に思う方は少なくないでしょう。
でも、決してそんなことはありません。
庭の悩みとしてよくあげられる、
「午前中は明るいけれど午後になると太陽の光が入らなくなる」
「夕方になると西日が差し込んで家の中が暑くなる」
といった問題の多くは、庭のある方角や周囲の建物などの影響によるもの。
家の敷地内に設計できる中庭なら、
季節や時間帯による条件に左右されず、
柔らかな天空光を1日中、安定して取り入れることができます。
庭は、リビングなど1つの部屋から
中と外を行き来するケースが大半です。
しかし、中庭なら、リビングのみならず、
複数の部屋からダイレクトにアクセスできます。
中庭は3面を囲んで設計されることが多く、
和室や書斎、子ども部屋など、
どの部屋で過ごしていても自然のある景色が眺められます。
思い立てばすぐに外へ出られるので、気分転換がしやすく、
日々の生活もより一層うるおうでしょう。
中庭が複数の部屋とつながっているということは、
中庭を介して、家族の存在をより身近に感じられるということ。
それぞれ部屋で過ごしていても、
中庭に出れば息抜きがてら会話を楽しめますし、
窓や扉越しに、家族が今何をしているかを感じ取ることもできます。
家の中にいながら、開放感が味わえる中庭。
家をつくる際にはぜひ、
「中庭をつくる」という選択肢も視野に入れてみてください。
しかし、メリットばかりではありません。
中庭をつくることで家の形状が複雑になる場合がありますし、
開口部が増えるのでコストバランスをしっかり考える必要も......。
kinotoなら、そうした専門的な知識が必要になる部分も考慮しながら、
理想の中庭を一緒に考えていくことができます。
興味があればぜひ、お気軽にご相談ください。