「もっと学びたい!」を、間取りでつくる。
子どもたちがのびのびと暮らせるような家、
自然といろんなことを学んでみたくなるような家、
家族みんなでのコミュニケーションが生まれるような家......
子どもや家族の気持ちを反映した家をつくるには、
どのような間取りにしたらいいのだろう......。
今回は、そんな想いを持つみなさまのための
子どものことを考えた間取りのポイントをお伝えします。
学校から帰ると、誰とも顔を合わせることなく
廊下や階段を通って自分の部屋へこもる......
こうした生活が日常的となると、
家族とのコミュニケーションを増やしていくのは
すこし難しいかもしれません。
でも実は、間取りの工夫ひとつで
こうした習慣をガラリと変えることができます。
それは、玄関の先に廊下を隔てず、家族が集うリビングを配置すること。
帰宅したら、リビングを通って自分の部屋に向かう。
そんな、自然と家族と顔をあわせる動線をつくることで、
「ただいま」「おかえり」のコミュニケーションも生まれやすくなるはず。
そこから生まれる「今日はこんなことがあったよ」、
「さっきニュースで見たんだけど......」といった何気ない会話が、
子どもの好奇心や探究心をどんどん育んでいくことでしょう。
「子ども部屋=勉強部屋」と捉える場合も多いですが、
なかなか集中できないというお子さまも少なくありません......。
そこでおすすめしたいのが、
家族みんなで使える共有のスタディスペースをつくること。
ダイニング近くや吹き抜けから1階が見渡せる場所に造り付けの机があれば、家族の気配を感じながら勉強ができますし、
わからないことがあればすぐに質問する・教えてあげる
という習慣もつきやすくなります。
こうしたオープンな学習環境は、
子どもたちの学ぶ意欲を育むと考えられていることに加えて、
あまり大きなスペースも必要としないので、
積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。
寝室として、遊びの空間として、
自分の時間を思い思いに過ごす子ども部屋。
ここで暮らす子どもたちが
どんな趣味をもつのか、どんな価値観を育んでいくのかは、お子さま次第です。
だからこそ、「子ども部屋をいかにフレキシブルな空間にするか」に
重点を置くことを提案しています。
幼いうちは、兄弟や親と一緒に遊び、時間を共有できる大きな一部屋、
パーソナルなスペースが必要になったときには、
人数分の部屋として区切れるよう、最初から見据えた間取りに。
子どもの成長段階に合わせてフレキシブルに対応できるスタイルが、
より家族のコミュニケーションを密にしてくれるはずです。
このように、kinotoでは
お子さまの過ごし方一つひとつに目を向けながら
どんな間取りがベストかを考えかたちにしています。
また、ここでご紹介したポイントを抑えれば、
廊下や仕切りといった無駄な空間を最小限にとどめることができるので、
お財布にもやさしい家づくりが実現できるのです。
自分の家族にピッタリの工夫を取り入れられるよう、
一緒に家づくりを楽しんでみませんか。