Interview

004. 光と風を感じながら、自分たちらしく暮らせる家

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奈良県北西部に暮らすI様一家は、ご夫婦と2人の息子さんとの4人暮らし。長年、この地域のマンションに住み続けてきたI様一家ですが、息子さんたちの成長に合わせて家づくりを決意。今までのライフスタイルを大切に、さらに豊かな暮らしを手に入れた家族の暮らしをのぞかせていただきました。

一目で惹きつけられた、自然素材の家。

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I様一家を訪ねたのは、新しい住まいに移ってから3つの季節を越えた頃のこと。家を建てようと思ったのは、2人の息子さんの「自分の部屋が欲しい」と言う声がきっかけ。最初はぼんやりと情報を集めていたそうですが、kinotoの広告を見つけたことが転機となったそうです。

「せっかく建てるなら、自然にやさしいお家がいいなと思っていたんです。kinotoはナラ材や漆喰といった自然素材をたくさん取り入れているし、どのお家のデザインもとってもステキで。すぐに"これだ!"と思い、主人を誘ってギャラリーへ見学に行きました」

自然の空気感やオーガニックなものが好きな奥様にとって、kinotoの家は理想そのものだったとか。

「妻は心から喜んでいる様子でしたね。僕も、こういう家なら居心地がよさそうだと感じて。2人で"kinotoがいちばんいいね"と決めたんです」と、ご主人。

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しかし、そこから土地を探すのに少し難航したそう。「それまで住んでいたマンションの立地や街の雰囲気を家族全員が気に入っていて。すぐ近くを希望して探したんですが、これがなかなか見つからなくて。5年ぐらいかっかってようやく見つけたんです」

「でも、確かに時間はかかりましたが、駅から徒歩圏内で、広さ的にも条件ピッタリ。畑や田んぼに囲まれているから静かで落ち着くし、待っていた甲斐があったなと感じます」と、奥様は納得の表情です。

1日中、光と風が通る、心地の良い場所。

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「kinotoには、とにかくたくさんの要望を聞いてもらいましたね」と、顔を見合わせて話すご夫婦。無事に土地も決まり、kinotoへ依頼をしてから家が完成するまでに、どんなストーリーが繰り広げられたのでしょうか。

「第一条件として伝えたのが"光と風が通るお家にしてほしい"でした。これだけは絶対に譲れないんです!って(笑)」と、奥様。

1階はキッチン、リビング、和室がすべて地続きで、四方に窓がある設計。どのスペースにいても、太陽の光を感じられます。

また、扉はすべて引き戸。壁の一部を木の縦格子にし、天井の梁をあえて出すなど、風が通りやすく、圧迫感のない設計が施されています。

「春や夏は窓も扉も開けっ放し。昼間は電気をつけなくても十分明るいんです。私たちは建築の専門知識なんて持っていないし、ただイメージや要望を伝えただけ。それでも、ここまでしっかりとかたちにしてくれて、本当に感謝ですね」

ご主人も、とても満足そうな表情です。

未来の風景を見据えて、空間を築いていく。

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家の中をぐるりと見渡すと、いたるところに季節のお花やグリーンが飾られています。これらはすべて、奥様が活けたものだそう。

「昔からお茶やお花を習っていて、普段から花を飾ったり、お茶を点てたりしています。1階に和室をつくったのも、将来的にはそこを茶室にしたいという想いがあったからなんです」

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和室の障子を開けると、家の奥に広がるお庭が見渡せます。

「今はまだまだですが、もっと落葉樹を増やしたいんですよね。家の入り口の方は和の雰囲気を感じられるようにして、奥に進むほどイングリッシュガーデンのような雰囲気にしたいと考えています。お茶を点てるときに、雑木林のような風景が広がっていると、素敵でしょう」と、奥様。

今のところ、お庭はバドミントンを習っている息子さんたちの練習スペースになっているそう。確かに、よく目を凝らすと、お庭のところどころにシャトルが。練習量の多さが覗えます。

「リビングのソファに座って今のお庭を眺めているだけでも、十分落ち着きますけどね。これから10年ぐらいかけて、理想の庭を完成できればと思っています」

"収納"と"快適"が、考え抜かれたキッチン。

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「キッチンとパントリーにはね、私のこだわりをたくさん詰め込んでもらったんです」と、嬉しそうに案内してくれる奥様。

「シンクの高さは、使いやすいよう高めに設定してもらいました。全面ステンレスにしているので、この上で小麦を捏ねるなど、バット代わりにも使えるんですよ」

ちょうど、庭を眺めながら料理できる設計になっていて、家事の時間もゆとりを持って取り組めるのだとか。

キッチンの奥には、玄関からも行き来できるパントリーがあります。

「和食器を集めるのが趣味で、好きな作家さんのお茶碗やお皿をたくさん持っているんです。万が一にでも食器が落下しないよう、しっかりと扉も取りつけてもらいました」

棚の高さが細かく調節できるから、食器の大きさに悩まされることもないと教えてくれました。

「物の量や生活スタイルを考慮して空間をつくってもらったから、使い勝手がすごく良いんですよね。コンロの近くに調味料専用の引き出しをつくってもらったのも、ダストボックスがすっぽり隠せるスペースができたのも、お気に入りです」

もともと、料理やお菓子づくりが好きだという奥様の腕に、ますます磨きがかかっていそうです。

おもてなしの空間にも、家族の想いと思い出を。

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お客さまをお迎えする玄関にも、家族の理想や想いが反映されています。

「僕はポストにこだわりました。靴箱の中が受け口になっているので、わざわざ家の外に出なくても朝刊や郵便物を取り出せるんです。外から玄関が見えてしまうと防犯面が心配になるけれども、靴箱の中ならその心配もないし、毎日ラクですね」と、ご主人。

「私は広さを重視しました。やっぱり、ここにも花を飾りたかったんですよね。扉も引き戸にしたいとお願いしたんですが、引き戸って想像以上にスペースが必要みたいで。たくさん試行錯誤をしてもらいながら今のかたちに落ち着いたんです」と、奥様も続きます。

訪れた人を明るく迎えてくれる季節のお花やグリーン。そこからさらに視線を落とすと、小石や珊瑚が埋め込まれていることに気づきます。

「その石ころは、長男が小学校の頃によく集めていて......それをずっと保管しておいたんです。珊瑚は、次男が修学旅行に行ってお土産にと私たちにくれたもの。小さい頃の思い出を活かせないかと、私がkinotoにお願いしたんです」と、奥様。子育ての思い出が、素敵なインテリアとして生まれ変わっていました。

時間の経過と共に、新しい暮らしが馴染んでいく。

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2階へと登ると、息子さんたち待望の個室が。その奥には、家族共有のウォークインクローゼットと夫婦の寝室である和室があります。

「個室をつくるのはいいんですが、親としては部屋にこもりすぎてしまうのもな......と、悩ましいところではあったんです。そこで、あえて広すぎない設計にしてもらいました」と、ご主人。

ベッドにデスク......シンプルで整頓された空間が保てるのは、家族共有のウォークインクローゼットを広めに設けているから。息子さんたちが毎日使わないものは、すべてここに収納しているそうです。

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開放感のある1階では、家族と過ごす時間や趣味の時間を。2階では、それぞれの時間を大切にしながら過ごせるから、ずっと家で過ごしていても、窮屈に感じることがないそう。

「ちょうど、住み始めて数ヶ月経った頃に日本中で自粛生活がはじまり、家で過ごす時間が増えたんですよね。もし、マンション暮らしのままだったら、今ほどのびのびとは過ごせていなかったかもしれません」と、ご主人は当時の生活を振り返ります。

「もう少し落ち着いたら、人を招待する機会を増やしたいですね。お茶の仲間を呼んだり、友人にお菓子をふるまったり......やりたいことがたくさんあるんです」と、奥様は未来へのイメージを教えてくれました。

家族の理想を詰め込んだ家だからこそ快適に過ごせるし、さらなる夢や希望がどんどん膨らんでいく......そんな暮らしを、I様一家は楽しんでいる様子。最後に2人は、「この家と一緒に、家族も成長していければ」と、にこやかに答えてくれました。