008. 庭でキャンプを堪能!子どもの笑顔が絶えない家
奈良県と大阪府を結ぶ富雄川の桜並木に沿って歩くと、生駒市にあるあすか台へと入る道が見えてきます。比較的若い世帯のご家族が暮らしているこの地域の高台にあるのが、Oさま一家の住まい。生駒の街並みを見渡せる庭の景色は、まさに圧巻。長男・次男・長女と、3人のお子さまたちと暮らす日々について、お話を聞かせてもらいます。
家を建てる決め手は、「kinotoのデザインに一目ぼれ」。
「kinotoの代表である向井君とは、高校の同級生なんです」と教えてくださったのは奥さま。
気さくな雰囲気な奥さまと、アウトドアが趣味だと話すご主人。2人ともアグレッシブな性格で、休日はよく、ご友人と家族ぐるみでキャンプに行かれるそうです。
「同級生がこんな仕事をしているんだよと紹介したら、主人が一目で気に入っちゃって。ちょうどそのタイミングでモデルルームの見学会が開催されていたので、行ってみたんです」と、奥さま。
「家ももちろん素敵だし、話す人、話す人の人柄がとても良くて、一気に惹かれたんです。当時、僕たちはマンションを購入していたので、それまで家を建てるなんて話は一切していませんでしたが、その日をきっかけに意識するようになりました」と、ご主人。
試しに、マンションを査定に出してみよう。それじゃあ、土地をいろいろ探してみよう......そうやっていつのまにか、家を建てることへの現実味が増していったと、奥さまは言います。
「土地はたくさん探しました!気になるものを見つけるたび、kinotoに相談して。この土地は主人が見つけたんですが、当時は整備もされていない草むら状態。間口は狭いし、崖もあるし、土地の条例とかも私たちは全然わからないし......でも、kinotoがいろいろ調べて"ここなら大丈夫!"と太鼓判を押してくれたので、安心して購入できました」
豊かな木々の間から見渡せる生駒の山や街並みは、季節を問わず開放的な気分を味わわせてくれるのだとか。「この土地にして、本当に良かった!」と、2人とも大満足の表情です。
「人が集まる家」が絶対条件。どんな未来も明るく過ごせる設計に。
「依頼して最初に話した条件は、"人が集まる家"!私たちは家族ぐるみでパーティすることが多いので、そこを軸に設計を考えてもらいました」と、奥さま。
他にも、1階の窓はL字型にしたい、天窓をつけたい、隠し部屋がほしい、中2階をつけたい......など、個々の要望をいろいろ話しながら決めたのだそう。
「当時はまだ、次男が生まれたばかり。2人兄弟の想定で2階の部屋数を最低限に抑え、1階のリビングを大きな吹き抜けにするつもりだったんです。でも、友人と話しているときに、ふと3人目がいる未来を考えるようになって。それでkinotoに話していろいろ変えてもらったんですよね」
どんな未来が訪れても子どもたちが健やかに育つよう、子ども部屋は仕切りを付ければ部屋数が変えられる設計に。また、階段から、寝室の窓から、子ども部屋の壁から......いろんな場所からひょっこりと顔をのぞけるようになっていて、子どもたちの顔を見ながら料理や掃除ができるのだと、奥さまは言います。
「たくさん要望を伝えたものの、設計図を見せてもらっても具体的なイメージまではできなかったんですよね。で、結局どうなるんだろう?が拭えない感じはありました。だから、家が完成したときの衝撃がより大きくて!めちゃくちゃ感動したのを覚えています」
ご主人の希望だった隠し部屋は、階段下のスペースに。1.5畳ほどの空間で、場合によっては収納スペースとしても使えるよう考え抜かれていました。
子どもたちの駆け回る姿と、四季の変化を眺めて過ごせるL字型窓。
家のまわりをぐるりと囲うようにつくられた庭は、やんちゃ盛りのお兄ちゃんにとって格好の遊び場。サッカーボールやビニールプール、バケツにスコップなど、たくさんの遊び道具が見られます。
「庭でよく友人を呼んでキャンプするんですよ。集まった子どもたちに"自由に遊んでいいよ"と伝えると、とても喜んでくれます。"テントを買ったらから試し張りさせて〜"なんて行って遊びに来る友人も多いですよ。コロナ禍で自由に出かけられない日も多いけれど、庭なら気兼ねなくキャンプができますしね。トイレ・お風呂・キッチン付きの最高のキャンプ場です」と、奥さま。
1階のリビングをL字型の窓にしたのは、家の中からでも庭の景色を一望したかったから。カーテンを開放して1日を過ごすのが、奥さまのお気に入りだそうです。
「春や夏は豊かな新緑、秋は紅葉、冬は枝木に積もる雪......その季節らしい風景が見られるって、いいですよね」
また、夏場は生駒の花火大会が鑑賞できるのだとか。家の中から、庭から、2階にあるテラスから。どこにいても絶景が広がる、最高のスポットです。
後悔はひとつもない。でも、未来への期待は次々と。
Oさまご夫婦は、「kinotoはとにかくフットワークが軽い!」と感じているそうです。土地を探していたとき、家をつくっている最中、つくり終えてから......どの段階でも、相談したらすぐに対応してくれるから、安心感があるのだとか。
「新しく冷蔵庫を購入したときも、サイズ的に入らないかもしれないと思って相談したら、設置するときにわざわざ見に来てくれて。"もし入らなければ、巾木(はばぎ)を取りましょう"なんて、解決策もしっかり考えてくれたんです。結果的にギリギリ入ったんですが、気軽に相談できるのは本当にいいなと思います」と、奥さま。
「家を建てた人から、"ああしておけばよかった" "こんなはずじゃなかった"という話を結構聞くじゃないですか。でも、うちはそれが全然なくて。"そのうち、こういうことをしたいね"みたいなプラスの要望は出てきたりしますが、後悔っていうのが本当にないんですよね」と、ご主人も。
現在、家の暖房は床暖房がメインだそうですが、お子さまが大きくなったら、薪ストーブの導入も検討しているそう。今はこれで大満足。だけど、暮らしの変化に応じて少しずつ「もっとこうしたい」が芽生えてくるのは、何でもすぐに相談できる関係性があるからこそ、なのかもしれません。
庭と家が一体となっているからこそ、パーティも、キャンプも、自由自在。
「ご主人は、奈良県内で養蜂場を営んでいるんですよ」と、教えてくれたのは同席していたkinotoのスタッフ。この日も、家庭用のハチミツを個人的に購入していました。
お父さまから引き継いだという養蜂場のハチミツは、奈良県内のパン屋や道の駅などでも販売しているそう。地域に馴染んだ優しい味、ぜひ堪能してみたいですね。
また、お伺いした当日も「これからホームパーティなんです」と奥さま。ほとんど毎週末、家族で出かけるか、家に誰かが遊びに来る予定があるそうで、キッチンをのぞくとたくさんのお料理が並んでいました。
「キッチンは広くて気に入っていますね。使ってみて特に感じるんですが、とにかく動線がいいんですよ。キッチンからリビング、庭までとサッと出られるからとても便利で」と話しながら、ホームパーティの準備を進める奥さま。
おいしい香りに誘われて、外で遊んでいた子どもたちも集まってきました。自然と人に囲まれながら、成長していく子どもたちの表情は、とても朗らか。この家で、これからどんな経験を積み重ねていくのでしょうか。
Oさま一家の暮らしにしっくりと馴染んでいる新しい家。訪れたのは桜が満開になる直前の春でしたが、次はぜひ、別の季節におじゃましたいものです。
今回インタビューにご協力いただいたOさまが運営されています。